ナダル産駒の特徴と狙い方|関東オークスJpn2勝ち&勝率15.3%・複勝率36.2%を実データで解剖【2026年最新版】

ナダル産駒の特徴と狙い方|関東オークスJpn2勝ち&勝率15.3%・複勝率36.2%を実データで解剖【2026年最新版】 競馬

ナダル。2020年の米国アーカンソーダービー(G1)まで4戦4勝・無敗で駆け抜けた北米ダート中距離G1馬で、日本では2023年からシャトル供用が始まった新種牡馬です。初年度世代(2022年生まれ)が2024年にJRAデビューを迎えると、その世代から立て続けに勝ち上がりが出て、2024年JRA2歳ファーストシーズンサイアー戦線で上位入線。2025〜2026年にはメモリアカフェの関東オークス(Jpn2)勝ち、メルキオルのブルーバードカップ(Jpn3)勝ちと地方交流重賞で結果を出し、JRA中央でもクレーキングがユニコーンS(G3)2着、ヒルノハンブルクがレパードS(G3)3着と重賞戦線に駒を進めている段階です。

2026年5月時点でJRA中央に出走した産駒は129頭・746戦。勝率15.3%・複勝率36.2%・平均人気4.7。新種牡馬としてはサンプル数に対して相当に高い水準で、ダート路線で安定した戦力を送り込み続けています。

本稿では129頭・746戦の実データを軸に、産駒の主戦場と最新の活躍を整理します。

ナダル産駒の特徴をひと目で

  • JRA中央で勝率15.3%・複勝率36.2%:平均人気4.7で評価されつつこの数字
  • ダート特化型:ダ671戦・勝率16.4%・複勝率38.6%、芝は75戦のみ
  • 中山ダ・新潟ダで複勝率47%超:中山ダ47.6%、新潟ダ47.5%は全競馬場のトップ
  • ダ1400m複勝率41.1%・ダ1700-1800m複勝率38.9%でダート全距離が強い
  • 2歳の勝率20.7%・複勝率41.8%はファーストクロップらしい早熟性
  • 性別差ほぼなし:牡馬複勝率35.5% vs 牝馬36.8%
  • 芝はマイル以上が壁:芝1500-2000mで複勝率0〜7%

現役時代――4戦無敗で引退したアーカンソーダービー馬

ナダルは2017年生まれの米国産。父Blame(2010年BCクラシック・G1勝ち)×母Ascending Angel(母父Pulpit)という、Roberto系×A.P.Indy系の北米ダート王道配合の良血馬。

2020年に米国でデビューし、新馬戦からレベルステークス(G2)→アーカンソーダービー(G1・オークローンパーク ダート約1800m)まで一気に4連勝。ケンタッキーダービー戦線の主役級に躍り出ますが、本番前に脚部不安で引退となり、無敗のまま種牡馬入りしました。米国Three Chimneys Stud所属で2020年から米国供用、日本では2023年からシャトル供用が始まり、初年度世代(2022年生まれ)が2024年にデビューを迎えて、現在に至ります。

血統背景――父Blame×母父Pulpitの北米ダート純血

父Blameはアーチ→クリスS→ロベルト系のダート中距離馬で、2010年BCクラシック(G1)勝ち。母父PulpitはA.P. Indy→Seattle Slewの王道米国クラシック血統で、北米ダート3歳路線の主流サイヤー。両親ともに米国主流のダート中距離・パワー型で、日本の繁殖牝馬(サンデー系・キンカメ系)と組み合わせると自然にアウトクロスとなり、配合の幅が広いのが特徴です。

サンデーサイレンス系を父系に含まないため、母父にディープインパクト・キングカメハメハ・サンデー直仔・米国系(ヘニーヒューズ等)を持つ牝馬と幅広く配合可能。実際にメモリアカフェ・プロミストジーン・トゥロンといった牝馬から、クレーキング・メルキオル・ヒルノハンブルクといった牡馬まで、性別問わず活躍馬が出ています。

実データで見る①:全体成績と馬場別

まず全体像から。2024年(初年度世代)の中央デビューから2026年5月までの集計です。

項目 出走 勝率 複勝率 平均人気
全体 746戦 15.3% 36.2% 4.7
75戦 5.3% 14.7%
ダート 671戦 16.4% 38.6%

勝率15.3%・複勝率36.2%・平均人気4.7は、新種牡馬としては相当に高い水準。出走の約90%がダートに集中し、ダート671戦で勝率16.4%・複勝率38.6%という安定感。一方、芝はわずか75戦で複勝率14.7%と明確に弱く、「芝はあくまで例外」と割り切るのが正解です。

実データで見る②:性別別――性差ほぼなし

性別 出走 勝率 複勝率
牡馬 366戦 15.0% 35.5%
牝馬 380戦 15.5% 36.8%

牡馬と牝馬で複勝率に1.3ポイントの差しかなく、むしろ牝馬の方がやや上。コルトサイアー傾向はなく、メモリアカフェ(関東オークスJpn2勝ち・6戦複勝率100%)、プロミストジーン(舞鶴S・3勝クラス勝ち)、レイナデアルシーラ(トルマリンS・3勝クラス勝ち)、トゥロン(小倉山特別・2勝クラス勝ち)と、牝馬の活躍馬が多数出ています。

実データで見る③:距離別――ダート全距離が強い

距離区分 出走 勝率 複勝率
芝〜1200m 20戦 10.0% 20.0%
芝1400m 15戦 13.3% 40.0%
芝1500-1600m 18戦 0.0% 0.0%
芝1800m 15戦 0.0% 6.7%
芝2000m 7戦 0.0% 0.0%
ダート〜1300m 124戦 15.3% 37.1%
ダート1400m 141戦 14.2% 41.1%
ダート1600m 73戦 12.3% 38.4%
ダート1700-1800m 298戦 18.8% 38.9%
ダート1900m以上 35戦 17.1% 31.4%

産駒のコアはダート1700-1800m(298戦・勝率18.8%・複勝率38.9%)で、これが出走最多のメインゾーン。続いてダート1400m(141戦・複勝率41.1%)が距離別で複勝率最高、ダート1600m(73戦・複勝率38.4%)とダート〜1300m(124戦・複勝率37.1%)も高水準で、ダート全距離が複勝率37%超という安定感。さらにダート1900m以上も17.1%/31.4%と長距離まで対応します。

芝では1400m(15戦・複勝率40.0%)が意外と健闘するものの、芝1500-1600m・1800m・2000m以上は複勝率0〜7%と完全な壁。芝で狙うなら「芝〜1400mの短距離」に限定するのが安全です。

実データで見る④:競馬場別――中山ダ・新潟ダで複勝率47%超

競馬場 馬場 出走 勝率 複勝率
中山 ダート 103戦 21.4% 47.6%
新潟 ダート 40戦 20.0% 47.5%
中京 ダート 67戦 17.9% 40.3%
東京 ダート 149戦 12.8% 38.9%
京都 ダート 155戦 16.8% 38.1%
福島 ダート 28戦 21.4% 35.7%
阪神 ダート 84戦 11.9% 31.0%
小倉 ダート 20戦 20.0% 30.0%
函館 ダート 10戦 20.0% 30.0%
函館 6戦 16.7% 50.0%
中京 7戦 14.3% 28.6%
新潟 11戦 9.1% 18.2%
東京 12戦 0.0% 16.7%
札幌 ダート 15戦 6.7% 13.3%

最大の発見は中山ダート 103戦・勝率21.4%・複勝率47.6%新潟ダート 40戦・勝率20.0%・複勝率47.5%。両競馬場で複勝率47%超という高い数字で、中山ダ・新潟ダはナダル産駒の絶対的エース条件です。続いて中京ダート(67戦・複勝率40.3%)東京ダート(149戦・複勝率38.9%)京都ダート(155戦・複勝率38.1%)と中央場・ローカル場全てのダートで38%超を維持。

一方、意外な弱点は札幌ダート 15戦・勝率6.7%・複勝率13.3%。サンプル数は少ないものの、夏ローカルのダートは産駒の苦手場の可能性。芝はほぼ全般苦手で、特に東京芝12戦・勝率0%は警戒材料です。

実データで見る⑤:馬齢別――2歳の早熟性

馬齢 出走 勝率 複勝率
2歳 208戦 20.7% 41.8%
3歳 445戦 13.0% 34.2%
4歳 93戦 14.0% 33.3%

2歳の勝率20.7%・複勝率41.8%は、ファーストシーズンサイアーらしい高い早熟性。デビューから即勝てるタイプが多く、2024年2歳戦線で評価された理由が数字に出ています。3歳・4歳でも複勝率33%以上を維持しており、「早熟だけ」ではなく「早熟+持続型」が産駒の典型像。古馬になっても能力を維持する点は、メモリアカフェ・プロミストジーン・ヒルノハンブルクが3歳・4歳の2026年で重賞戦線・3勝クラスで結果を出している事からも実証されます。

実データで見る⑥:重賞・OPでの実績

日付 レース 馬名 着順
2026/05/16 上賀茂ステークス 3勝クラス ヒルノハンブルク 1着
2026/05/02 ユニコーンステークス G3 ソルチェリア 4着
2026/04/11 ニュージーランドトロフィー G2 アルデトップガン 5着
2026/02/11 クイーン賞 Jpn3 メモリアカフェ 3着
2026/01/31 舞鶴ステークス 3勝クラス プロミストジーン 1着
2026/01/18 小倉山特別 2勝クラス トゥロン 1着
2025/11/09 みやこステークス G3 レイナデアルシーラ 13着
2025/10/18 トルマリンステークス 3勝クラス レイナデアルシーラ 1着
2025/10/08 ジャパンダートクラシック Jpn1 クレーキング 5着
2025/10/02 マリーンカップ Jpn3 メモリアカフェ 2着
2025/08/10 レパードステークス G3 ヒルノハンブルク 3着
2025/06/22 檜山特別 2勝クラス バギーウィップ 1着
2025/06/18 関東オークス Jpn2 メモリアカフェ 1着
2025/06/11 東京ダービー 地方Jpn1 クレーキング 2着
2025/05/03 ユニコーンステークス G3 クレーキング 2着
2025/05/03 わらび賞 2勝クラス バギーウィップ 1着
2025/01/22 ブルーバードカップ Jpn3 メルキオル 1着

2025〜2026年でJRA中央G3 4頭出走(ユニコーンS×2・レパードS・みやこS)、JRA中央G2 1頭出走(NZT)、地方交流Jpn1 2回(東京ダービー2着、JDクラシック5着)、Jpn2 1勝(関東オークス)、Jpn3 1勝(ブルーバードC)、その他Jpn3 3レース出走(マリーンC・クイーン賞)と、初年度・2世代目だけで地方交流Jpn1〜JRA中央重賞戦線の両方に駒を進めています。特にヒルノハンブルクのレパードS 3着は、JRA中央ダート重賞での入線実績として注目。

集計の前提

本記事の数値は、2024年(初年度世代デビュー)から2026年5月25日までのJRA中央競馬(10場のみ)の公式記録をもとに集計しています。地方競馬・地方主催の交流戦の出走は集計から除外しています。距離区分はJRA中央で実際に施行される距離をベースにバケットを分けています。

成長型と適性のまとめ

ナダル産駒の典型的なシルエットはこうなります。

  • 2歳から完成度高く(勝率20.7%・複勝率41.8%)、ファーストシーズンサイアーらしい早熟性
  • 3〜4歳でも複勝率33%以上を維持、早熟+持続型の両立
  • 主戦場は完全にダート、出走の約90%がダート
  • ダート全距離(〜1900m)で複勝率31〜41%、特にダ1400m・1700-1800mがコア
  • 中山ダ・新潟ダで複勝率47%超、中京ダ・東京ダ・京都ダも38%超
  • 札幌ダ・芝マイル以上は明確に苦手
  • 性別差はほぼなく、牝馬も牡馬と同等以上に活躍

「ダート1800m前後のスピード型」というシンプルな血統イメージそのままで、産駒はJRAダートの主力種牡馬として地位を固めつつある段階。馬券的には「ダート=買い、芝=消し」が鉄則です。

馬券狙い目――条件別のスタンス

◎ 最優先で狙う条件

中山ダート:103戦・勝率21.4%・複勝率47.6%、全競馬場でトップ。

新潟ダート:40戦・勝率20.0%・複勝率47.5%、左回りダートの主戦場。

ダート1400m:141戦・複勝率41.1%、距離別で複勝率トップ。

ダート1700-1800m:298戦・勝率18.8%・複勝率38.9%、出走最多コア。

2歳の新馬・OP特別:勝率20.7%・複勝率41.8%、新種牡馬として高い早熟性。

○ 積極的に拾う条件

中京ダート:67戦・勝率17.9%・複勝率40.3%。

東京ダ・京都ダ:それぞれ複勝率38.9%・38.1%でダート安定圏。

ダート〜1300m・1600m:複勝率37.1%・38.4%、ダート短〜マイルも対応。

ダート1900m以上:35戦・勝率17.1%、ダート長距離も買える。

福島ダ・小倉ダ・函館ダ:勝率20%超、ローカルダートも狙える。

3歳・4歳の昇級戦:複勝率33%以上、古馬戦線も対応。

▲ 慎重に判断する条件

阪神ダート:84戦・複勝率31.0%、ダートの中では効率落ちる。

芝〜1200m・1400m:複勝率20-40%、サンプル少だが対応可。

函館芝:6戦・複勝率50%、少サンプルだが好相性の可能性。

× 評価を下げる条件

芝1500m以上:芝1500-1600m・1800m・2000mで複勝率0〜7%、完全な壁。

札幌ダート:15戦・勝率6.7%・複勝率13.3%、ダートで唯一の苦手場。

東京芝:12戦・勝率0.0%・複勝率16.7%、芝の中央主場は壁。

代表産駒紹介

メモリアカフェ(牝/鹿毛)

地方交流Jpn2勝ちの現役牝馬最上位候補。新馬戦2着の後、2〜3戦目で未勝利戦と1勝C戦を連勝、2025年6月の関東オークス(Jpn2・川崎ダ2100m)を1番人気で完勝。その後、マリーンカップ(Jpn3・船橋ダ1800m)で2着クイーン賞(Jpn3・船橋ダ1800m)で3着と地方交流G3戦線を継続参戦。6戦して複勝率100%(3-2-1-0)という驚異の堅実さで、今後もダート牝馬路線の中心として期待されます。

メルキオル(牡/黒鹿毛)

地方交流Jpn3勝ち馬。2024年6月の京都芝1400mでデビュー(11着)、新潟芝1800m 5着の後、中京ダ1800m未勝利戦→プラタナス賞(OP)と2連勝でダート転戦が成功。ジュニアカップ(L)12着で芝に再挑戦の後、2025年1月のブルーバードカップ(Jpn3・船橋ダ1800m)を制覇。2026年5月の平城京S(3勝クラス)は16着でしたが、世代上位のダート中距離馬の一頭です。7戦3勝(3-0-0-4)。

クレーキング(牡/鹿毛)

地方交流Jpn1 2着馬。2024年6月の東京ダ1400m新馬戦1着でデビュー勝ち、ヤマボウシ賞3着→カトレアS2着→1勝C戦1着と着実にステップアップ。3歳の2025年5月のユニコーンS(G3・京都ダ1900m)で1番人気2着、続く6月の東京ダービー(地方Jpn1・大井ダ2000m)でも2着と3歳ダート路線で連続2着の好走。10月のジャパンダートクラシック(Jpn1・大井ダ2000m)で5着と3歳ダート3冠路線を完走しました。7戦2勝(2-3-1-1)。

ヒルノハンブルク(牡/鹿毛)

JRA中央ダート重賞参戦中の世代上位ダート中距離馬。2024年11月の京都ダ1800m新馬戦1着でデビュー勝ち、3歳できさらぎ賞(G3・芝)7着に芝挑戦の後ダート転戦、ユニコーンS(G3)5着を経て、夏にレパードS(G3・新潟ダ1800m)で3着と重賞入線。秋以降は3勝クラス戦線で苦戦が続いたものの、2026年5月の上賀茂S(3勝クラス・京都ダ1900m)を制覇してOP昇級。11戦4勝(4-0-1-6)。古馬ダート中長距離路線で重賞勝ちが見えてきた存在です。

プロミストジーン(牝/鹿毛)

3勝クラス突破済みの現役有力牝馬。2024年9月の中京ダ1400m新馬戦→オキザリス賞(2歳OP特別)と2連勝の好スタート、ヒヤシンスS(L)2着・青竜S(OP)2着の好走を経て、2025年7月の横手特別(2勝クラス)勝ち→マリーンカップ(Jpn3)3着→2026年1月の舞鶴ステークス(3勝クラス)勝ちでOP昇級。8戦4勝(4-2-1-1)と安定した成績で、今後のダート牝馬重賞戦線への参戦が期待されます。

レイナデアルシーラ(牝/鹿毛)

3勝クラス勝ち馬。2024年8月の新潟ダ1800mでデビュー、11月の京都ダ1800m未勝利戦1着で勝ち上がり、1勝C戦線で苦戦したものの、2025年6月の小倉ダ1700m 1勝C戦→7月の熊本城特別(2勝クラス)の連勝を経て、10月のトルマリンステークス(3勝クラス・京都ダ1800m)を制覇でOP昇級。続く11月のみやこステークス(G3)に出走(13着)と古馬ダート中距離重賞に駒を進めました。13戦4勝(4-2-0-7)。

ソルチェリア(牡/鹿毛)

2026年JRA中央G3出走馬。2025年11月デビュー後、新馬戦2着→未勝利戦1着→1勝C戦5着→2026年1月末の1勝C戦勝ちと着実に勝ち上がり、3歳の2026年5月のユニコーンステークス(G3・京都ダ1900m)で4着と健闘。5月末の鳳雛S(OP)にも参戦予定。5戦2勝(2-1-0-2)。今後の3歳ダート路線で重賞勝ちが期待される素質馬です。

アルデトップガン(牡/鹿毛)

JRA中央G2出走の芝マイラー。2025年9月の中山ダ1200m新馬戦を1番人気1着でデビュー勝ち、プラタナス賞(OP)4着・オキザリス賞9着の後、12月の中山ダ1200m 1勝C戦勝ち。3歳になって芝に転戦し、2026年4月のニュージーランドトロフィー(G2・中山芝1600m)で5着と健闘。「ナダル産駒=ダート」のイメージを覆す芝マイラーで、産駒の幅を広げる存在です。7戦2勝(2-0-0-5)。

トゥロン(牝/栗毛)

4歳の現役有力牝馬。2024年12月の中京ダ1400m新馬戦勝ちでデビュー、その後1勝Cで3着2回・着外を挟みつつ、2025年10月の京都ダ1400m 1勝C戦勝ちで2勝クラス昇級、2026年1月の小倉山特別(2勝クラス・京都ダ1400m)を制覇し3勝クラス昇級。鳴門ステークス(3勝クラス)4着・BSイレブン賞12着とOP特別戦線にも参戦。9戦3勝(3-0-2-4)。ダ1400m型の安定タイプです。

バギーウィップ(牡/鹿毛)

OP特別戦線参戦中の3勝馬。2024年9月の中山ダ1800m新馬戦を1番人気1着でデビュー勝ち、カトレアS 10着の後、2025年5月のわらび賞(1勝クラス・新潟ダ1800m)を11番人気1着の大穴で制覇、続く6月の檜山特別(2勝クラス・函館ダ1700m)も1番人気で勝利と1勝C→2勝Cの連勝で3勝クラス昇級。2026年1月の招福ステークス(3勝クラス・中山ダ1800m)で1番人気3着、4月の下総ステークス12着とOP特別戦線で苦戦中。6戦3勝(3-0-1-2)。中山ダ・新潟ダ・函館ダと、ナダル産駒の好相性ローカルダートを的中させてきた現役馬です。

総評――JRAダートの主力種牡馬として確立中

ナダル産駒の評価は、2024年ファーストシーズンサイアー戦線で注目された時点では「初年度の高い勝ち上がり率」が中心の語られ方でしたが、2026年5月時点・129頭・746戦の実データは、もっと立体的な姿を示しています。勝率15.3%・複勝率36.2%・平均人気4.7という安定した数字を維持しつつ、地方交流Jpn2勝ち(メモリアカフェの関東オークス)、Jpn3勝ち(メルキオルのブルーバードC)、JRA中央G3に4頭が延べ5レース出走・うちレパードS 3着(ヒルノハンブルク)・ユニコーンS 2着(クレーキング)、JRA中央G2出走(アルデトップガン NZT)と、毎月のように地方交流〜中央重賞戦線に産駒を送り込んでいる段階です。

馬券的には印象論を超えて、「中山ダ・新潟ダ(複勝率47%超)、ダ1400m・1700-1800m、2歳新馬戦、ダート全競馬場(札幌ダ除く)」を最優先で狙うのが正解。「ダート=買い、芝=消し」がほぼ絶対法則で、特に「芝1500m以上」は完全に消し条件です。今後はクレーキング・メモリアカフェ・ヒルノハンブルク・プロミストジーン世代がJBCクラシック・チャンピオンズカップ・帝王賞といった古馬ダート上位戦に挑む段階で、ナダル産駒はJRAダート〜地方交流重賞戦線の主力種牡馬として完全に定着しつつあります。