モーリス産駒の特徴と狙い方|JRA中央G1 4勝+複勝率24.8%を実データで解剖【2026年最新版】

モーリス産駒の特徴と狙い方|JRA中央G1 4勝+複勝率24.8%を実データで解剖【2026年最新版】 競馬

モーリス。2015年・2016年JRA賞最優秀短距離馬に2年連続選出(2016年は最優秀古牡馬・年度代表馬も獲得)された名マイラーで、安田記念・マイルCS・天皇賞秋・チャンピオンズマイル2回・香港マイル・香港カップと芝マイル〜中距離G1を国内外で7勝した名馬です。引退翌2017年から社台スタリオンステーションで種牡馬入りし、供用から9年目を迎えた2026年5月時点、産駒は2021年ピクシーナイトのスプリンターズS(G1)勝ち、2022年ジェラルディーナのエリザベス女王杯(G1)勝ち、2023年ジャックドールの大阪杯(G1)勝ち、2024年アドマイヤズームの朝日杯FS(G1)勝ちと、芝マイル〜中距離を中心にJRA中央G1馬を4頭輩出しています。

2026年5月時点でJRA中央に出走した産駒は631頭・5223戦。勝率9.4%・複勝率24.8%・平均人気6.7。新興種牡馬の中でもサンプル規模・水準ともに最上位クラスで、芝マイル〜中距離・牡馬戦線・東京芝の主軸種牡馬として地位を確立しています。

本稿では631頭・5223戦の実データを軸に、産駒の主戦場と最新の活躍を整理します。

モーリス産駒の特徴をひと目で

  • JRA中央G1 4勝:スプリンターズS・エリザベス女王杯・大阪杯・朝日杯FS
  • 芝特化型:芝3643戦・複勝率26.0%、ダ1525戦・複勝率21.9%
  • 2歳で抜群の早熟性:2歳複勝率34.0%でピーク、新興種牡馬全体でもトップクラスの2歳成績
  • 5歳以降急落:3歳26.0%・4歳25.1%で安定、5歳18.3%・6歳以上13.9%で明確に下降
  • 牡馬>牝馬:牡馬複勝率30.0% vs 牝馬21.6%、明確なコルトサイアー
  • 東京芝が最強:598戦・勝率11.7%・複勝率31.4%
  • 福島芝・小倉芝は弱め:複勝率19-23%でローカル小回り苦戦
  • 距離は芝1500-1800mが核:芝1500-1600m複勝率29.0%、1700-1800m複勝率28.7%

現役時代――芝マイル王・国内外G1 7勝

モーリスは2011年生まれ、4歳春に頭角を現すと2015年安田記念・マイルCS・香港マイル・チャンピオンズマイル、2016年チャンピオンズマイル(2連覇)・天皇賞秋・香港カップとG1を計7勝(国内3勝・海外4勝)。2015年・2016年と2年連続JRA賞最優秀短距離馬を獲得、2016年は年度代表馬・最優秀古牡馬にも選出された名マイラーです。マイルから2000mまでの中距離をスピードの持続力で押し切る競馬を持ち味とし、海外G1勝ち4回は日本馬としても屈指の実績です。

血統背景――父スクリーンヒーロー×米国スピード血統の融合

スクリーンヒーロー グラスワンダー Silver Hawk Roberto
Gris Vitesse
Ameriflora Danzig
Graceful Touch
ランニングヒロイン サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ダイナアクトレス ノーザンテースト
モデルスポート
メジロフランシス カーネギー Sadler’s Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Detroit Riverman
Derna
メジロモントレー モガミ Lyphard
Nobile Donna
メジロクインシー ノーザンテースト
メジロクイーン

父スクリーンヒーロー(2008年ジャパンカップG1勝ち、グラスワンダー×サンデーサイレンス系)×母メジロフランシス(Sadler’s Wells系のカーネギー×ノーザンテースト系)という、サンデー系を母父に持つロバート系×欧州型の重厚な配合。父系にサンデーサイレンスを含まないため、サンデー系牝馬(ディープインパクト・ハーツクライ・キングカメハメハ・ステイゴールド等)と幅広く配合可能。実際の代表産駒もディープインパクト牝馬(ジェラルディーナ)、Unbridled’s Song系(ジャックドール)、キングヘイロー(ピクシーナイト)、ハーツクライ(アドマイヤズーム)と多彩な母父構成からG1馬が誕生しています。

種牡馬入り後――芝マイル〜中距離G1を多角的に制覇

モーリスは現役引退後、社台スタリオンステーションで種牡馬としてのキャリアをスタート。初年度から100頭超の繁殖牝馬を集め、初年度世代(2018年生まれ)のピクシーナイトが2021年スプリンターズS(G1)を制覇でJRA中央G1初制覇。同じ初年度世代のジャックドールが2022年金鯱賞・札幌記念→2023年大阪杯(G1)勝ちジェラルディーナが2022年オールカマー→エリザベス女王杯(G1)勝ちと短距離・中長距離・牝馬中距離の3つのG1を初年度世代だけで制覇。2024年には第5世代(2022年生まれ)のアドマイヤズームが朝日杯FS(G1)を制覇、続く2026年4月のマイラーズC(G2)でG2勝ち。芝マイル〜中距離G1の主力種牡馬として地位を確立しています。

実データで見る①:全体成績と馬場別

JRA中央デビューから2026年5月までの集計です。

項目 出走 勝率 複勝率 平均人気
全体 5223戦 9.4% 24.8% 6.7
3643戦 9.9% 26.0%
ダート 1525戦 8.1% 21.9%
障害 55戦 10.9% 23.6%

出走の約70%が芝、29%がダート。芝3643戦・複勝率26.0%がメインで、新興種牡馬の中ではトップクラスの水準。ダート1525戦・複勝率21.9%も健闘し、芝に偏重しすぎない万能型でもあります。

実データで見る②:性別別(芝)――牡馬が圧倒的に強い

性別 出走 勝率 複勝率
牡馬 1879戦 11.6% 30.0%
牝馬 1642戦 7.9% 21.6%
セン馬 122戦 9.8% 23.0%

性別差は牡馬複勝率30.0% vs 牝馬21.6%で8.4ポイント差と大きく、ルーラーシップ以上のコルトサイアー(牡馬に強い種牡馬)。ジャックドール・ピクシーナイト・アドマイヤズーム・ノースブリッジといったG1〜G2勝ち馬の大半が牡馬で、牝馬代表のジェラルディーナがエリ女王杯G1勝ちで気を吐いていますが、確率的には牡馬重視のスタンスが基本です。

実データで見る③:距離別――芝1500-1800mが本領

距離区分 出走 勝率 複勝率
芝〜1200m 687戦 8.6% 21.3%
芝1300-1400m 480戦 10.4% 25.6%
芝1500-1600m 982戦 10.0% 29.0%
芝1700-1800m 684戦 10.5% 28.7%
芝1900-2000m 590戦 10.5% 25.8%
芝2100-2400m 168戦 10.1% 21.4%
芝2500m以上 52戦 3.8% 15.4%
ダ1800-1900m 407戦 8.6% 25.6%

芝の出走最多ゾーンは芝1500-1600m(982戦・複勝率29.0%)、続いて芝1700-1800m(684戦・複勝率28.7%)。両ゾーンで複勝率28-29%を維持しており、産駒の最強ゾーンです。芝1300-1400m(480戦・複勝率25.6%)、芝1900-2000m(590戦・複勝率25.8%)も水準以上で、芝1400-2000mが安定圏。一方、芝2500m以上(52戦・勝率3.8%・複勝率15.4%)はサンプル少ながら明確に弱く、長距離戦は産駒の適性外です。ダート1800-1900mも407戦・複勝率25.6%と健闘します。

実データで見る④:競馬場別――東京芝が圧倒的

競馬場 出走 勝率 複勝率
東京芝 598戦 11.7% 31.4%
京都芝 363戦 9.6% 27.5%
札幌芝 213戦 8.5% 26.8%
阪神芝 485戦 9.7% 25.8%
中山芝 476戦 10.1% 25.6%
中京芝 424戦 9.2% 25.2%
函館芝 158戦 12.0% 24.7%
小倉芝 347戦 8.9% 23.6%
新潟芝 357戦 10.1% 23.2%
福島芝 222戦 7.7% 19.4%

最強は東京芝(598戦・勝率11.7%・複勝率31.4%)で、産駒の主戦場。続いて京都芝(363戦・複勝率27.5%)、札幌芝(213戦・複勝率26.8%)、阪神芝(485戦・複勝率25.8%)、中山芝(476戦・複勝率25.6%)と、JRA中央場・洋芝場で複勝率25-31%。函館芝も勝率12.0%(最高)と健闘します。

一方、福島芝(222戦・複勝率19.4%)は明確に弱く、新潟芝(357戦・複勝率23.2%)も他のローカル芝に比べて効率落ち。元記事の「直線が長く末脚を生かしやすい東京・新潟で好走」のうち東京は事実ですが、新潟は中庸で要注意ポイントです。

実データで見る⑤:馬齢別――2歳でピーク・5歳以降急落

馬齢 出走 勝率 複勝率
2歳 718戦 14.2% 34.0%
3歳 1607戦 9.0% 26.0%
4歳 728戦 11.0% 25.1%
5歳 432戦 5.8% 18.3%
6歳以上 158戦 5.7% 13.9%

2歳の勝率14.2%・複勝率34.0%は新興種牡馬全体でもトップクラスの2歳成績で、アドマイヤズーム(朝日杯FS G1)・シュトラウス(東スポ杯2歳S G2)・アルテヴェローチェ(サウジRC G3)といった2歳重賞勝ち馬を継続的に輩出。3歳26.0%・4歳25.1%と若駒期に安定走、ジャックドール・ジェラルディーナの古馬G1勝ちもこの数字を裏付けます。一方、5歳で複勝率18.3%、6歳以上で13.9%と中高齢で急落するのは要注意。産駒は2-4歳で勝負どころが終わるパターンが多くなっています。

実データで見る⑥:JRA中央重賞・主な実績(2024-2026年)

日付 レース 馬名 着順
2026/04/26 読売マイラーズカップ G2 アドマイヤズーム 1着
2026/02/10 きさらぎ賞 G3 ゾロアストロ 1着
2025/11/24 東京スポーツ杯2歳ステークス G2 ゾロアストロ 2着
2025/04/12 ニュージーランドトロフィー G2 アドマイヤズーム 2着
2025/03/30 マーチステークス G3 マテンロウスカイ 2着
2025/01/13 シンザン記念 G3 アルテヴェローチェ 2着
2025/01/05 中山金杯 G3 アルナシーム 1着
2024/12/15 朝日杯フューチュリティステークス G1 アドマイヤズーム 1着
2024/10/26 スワンステークス G2 ダノンマッキンリー 1着
2024/10/05 サウジアラビアロイヤルカップ G3 アルテヴェローチェ 1着
2024/08/18 札幌記念 G2 ノースブリッジ 1着
2024/07/21 中京記念 G3 アルナシーム 1着
2024/03/16 ファルコンステークス G3 ダノンマッキンリー 1着
2024/02/25 中山記念 G2 マテンロウスカイ 1着

2024-2026年だけでJRA中央G1 1勝(朝日杯FS)、JRA中央G2 4勝(中山記念・札幌記念・スワンS・マイラーズC)、G3 5勝(ファルコンS・中京記念・サウジアラビアRC・中山金杯・きさらぎ賞)と、芝マイル〜中距離G1〜G3戦線で重賞勝ちを継続的に量産しています。

集計の前提

本記事の数値は、JRA中央競馬(10場のみ)の公式記録をもとに集計しています。地方競馬・地方主催の交流戦の出走は集計から除外しています。距離区分はJRA中央で実際に施行される距離をベースにバケットを分けています。

成長型と適性のまとめ

モーリス産駒の典型的なシルエットはこうなります。

  • 主戦場は芝、出走の70%が芝。ダートも複勝率21.9%で健闘
  • 芝1500-1800mが核(複勝率28-29%)、芝1300-2000m全帯で複勝率25%以上
  • 芝2500m以上は弱い(複勝率15.4%)、長距離は適性外
  • 2歳から強い(複勝率34.0%)、4歳ピーク後5歳で急落
  • 牡馬複勝率30.0% > 牝馬21.6%、明確なコルトサイアー
  • 東京芝(複勝率31.4%)が最強、京都・札幌・阪神・中山も25-28%
  • 福島芝・新潟芝・小倉芝は他のローカル芝に比べて効率落ち

「父スクリーンヒーロー×母父系の万能型」というイメージそのままで、産駒は芝1500-1800m+牡馬+2-4歳の早熟タイプがコア。馬券的には「東京芝・芝マイル〜中距離・牡馬・2-4歳=買い、芝2500m以上・福島芝・5歳以降=消し」が基本です。

馬券狙い目――条件別のスタンス

◎ 最優先で狙う条件

東京芝:598戦・勝率11.7%・複勝率31.4%、全競馬場でトップ。

芝1500-1600m:982戦・複勝率29.0%、出走最多のコアゾーン。

芝1700-1800m:684戦・複勝率28.7%、産駒の主戦場。

2歳の重賞・新馬・OP:718戦・勝率14.2%・複勝率34.0%、産駒のピーク年齢。

牡馬の重賞戦線:複勝率30.0%、明確な牡馬優位。

函館芝・札幌芝:複勝率24.7%・26.8%、洋芝適性も高い。

○ 積極的に拾う条件

京都芝・阪神芝・中山芝・中京芝:複勝率25-28%、JRA主要芝コースで安定。

芝1300-1400m:480戦・複勝率25.6%、マイル前後も対応。

芝1900-2000m:590戦・複勝率25.8%、中距離の上限まで対応。

ダ1800-1900m:407戦・複勝率25.6%、ダート中距離も狙える。

3-4歳の重賞:複勝率25-26%、クラシック路線・古馬中距離が勝負どころ。

母父サンデー系・米国型との配合:ジェラルディーナ(母父ディープ)・ジャックドール(母父Unbridled’s Song)の活躍実績あり。

▲ 慎重に判断する条件

新潟芝:357戦・複勝率23.2%、ローカル芝の中で効率落ち。

小倉芝:347戦・複勝率23.6%、新潟と同様の傾向。

芝〜1200m:687戦・複勝率21.3%、短距離は意外と弱め。

牝馬の重賞戦線:複勝率21.6%、ジェラルディーナ級以外は人気の取捨が難しい。

× 評価を下げる条件

福島芝:222戦・勝率7.7%・複勝率19.4%、ローカル芝で最弱。

芝2500m以上:52戦・勝率3.8%・複勝率15.4%、長距離戦は適性外。

5歳以降:5歳18.3%・6歳以上13.9%、産駒は若駒期で勝負終了。

中山ダ:192戦・複勝率15.6%、ダートでは最弱コース。

代表産駒紹介

ジャックドール(牡/鹿毛)

2023年大阪杯(G1)勝ちの現役古馬中距離馬。母父Unbridled’s Song。2021年4月の阪神芝2000m新馬戦1着でデビュー、プリンシパルS(L)5着の後、1勝C・2勝C・3勝Cを連勝してOP級まで一気にステップアップ、2022年1月の白富士S(L)勝ち、3月の金鯱賞(G2・中京芝2000m)勝ちでOP重賞昇格。2022年8月の札幌記念(G2)→2023年4月の大阪杯(G1・阪神芝2000m)を2番人気で制覇。続く安田記念5着・天皇賞秋11着と古馬G1戦線で奮闘。15戦8勝(8-0-0-7)。芝2000m型の逃げ・先行型として活躍した名馬です。

ジェラルディーナ(牝/青鹿毛)

2022年エリザベス女王杯(G1)勝ちの古馬牝馬中距離馬。母父ディープインパクト。2021年デビュー後、2021年10月の西宮ステークス勝ちで3勝C突破、2022年6月の鳴尾記念G3 2着・8月の小倉記念G3 3着の後、2022年9月のオールカマー(G2・中山芝2200m)を5番人気で制覇、続く11月のエリザベス女王杯(G1・阪神芝2200m)も4番人気で制してG2・G1を2連勝。続く有馬記念(G1)で3着と一線級G1戦線で活躍。古馬になっても宝塚記念4着・香港ヴァーズ4着と国内外G1で善戦。18戦5勝(5-1-2-10)。父モーリス×母父ディープの王道配合の代表馬です。

ピクシーナイト(牡/鹿毛)

2021年スプリンターズS(G1)勝ちのスプリンター。母父キングヘイロー。2021年1月のシンザン記念(G3)勝ち、4月のアーリントンカップ4着→NHKマイル12着の後、短距離転戦してCBC賞2着・セントウルS2着の後、2021年10月のスプリンターズS(G1・中山芝1200m)を3番人気で制覇でモーリス産駒初のJRA中央G1馬に。香港遠征で骨折・長期休養を経て2023年復帰、高松宮記念13着・スプリンターズS8着など復活ならず。12戦2勝(2-2-0-8)。芝1200mのトップスプリンターとして記憶される存在です。

ノースブリッジ(牡/鹿毛)

2024年札幌記念(G2)勝ちの古馬中距離馬。母父アドマイヤムーン。2022年6月のエプソムC(G3)勝ち、2023年1月のAJCC(G2・中山芝2200m)→2024年8月の札幌記念(G2・札幌芝2000m)を制覇とG3 1勝+G2 2勝を獲得。天皇賞秋に3度挑戦(10〜11着)、香港クイーンエリザベスII世カップでG1 3着と海外G1にも好走。19戦5勝(5-0-2-12)。東京芝2000m・札幌芝2000mが好走条件です。

マテンロウスカイ(セ/鹿毛)

2024年中山記念(G2)勝ちの古馬中距離馬。母父スペシャルウィーク。3歳時から重賞戦線で善戦を続け、2023年12月のリゲルS(L)勝ちから本格化、2024年2月の中山記念(G2・中山芝1800m)を7番人気で制覇でG2初制覇。2024年10月の天皇賞秋で12番人気5着と古馬G1戦線でも好走。古馬になってからダート転戦も試みており、2025年マーチS(G3)2着など多方面で活躍中。27戦5勝(5-5-4-13)。

アドマイヤズーム(牡/鹿毛)

2024年朝日杯フューチュリティS(G1)勝ちの3歳マイラー。母父ハーツクライ。2024年10月の京都芝1600mでデビュー4着→11月の京都芝1600mで未勝利1着、2024年12月の朝日杯フューチュリティS(G1・京都芝1600m)を5番人気で制覇でモーリス産駒初の2歳G1馬。3歳春の2025年4月のニュージーランドトロフィー(G2)2着→5月のNHKマイルC 14着と苦戦。古馬になった2026年4月のマイラーズC(G2・京都芝1600m)を1番人気で制覇でG2初制覇。7戦3勝(3-1-0-3)。最新世代のG1馬としてさらなる飛躍が期待されます。

アルナシーム(牡/鹿毛)

2024年中京記念(G3)勝ち・2025年中山金杯(G3)勝ちの古馬中距離馬。2024年7月の中京記念(G3・小倉芝1800m)→2025年1月の中山金杯(G3・中山芝2000m)を制覇と古馬G3を2勝。大阪杯G1 15着・マイルCS G1 11着と古馬G1戦線では苦戦ですが、ローカル芝1800-2000mで重賞2勝の実績は確かなものです。28戦7勝(7-2-0-19)。

ダノンマッキンリー(牡/鹿毛)

2024年スワンS(G2)勝ちのスプリンター・マイラー。2024年3月のファルコンS(G3)→10月のスワンS(G2・京都芝1400m)を制覇とG3・G2を獲得。NHKマイルC 13着・スプリンターズS 6着・高松宮記念7着など短距離G1戦線にも継続参戦。18戦4勝(4-0-0-14)。芝1200-1400mの短距離型です。

ノッキングポイント(牡/鹿毛)

2023年新潟記念(G3)勝ちの3歳〜古馬中距離馬。母父キングカメハメハ。2023年デビュー後、毎日杯(G3)2着・東京優駿5着の好走を経て、2023年9月の新潟記念(G3・新潟芝2000m)を2番人気で制覇でG3勝ち。続く菊花賞15着、2024年金鯱賞12着・新潟大賞典8着・七夕賞3着と古馬OP重賞戦線で奮闘。11戦3勝(3-1-1-6)。3歳秋の新潟記念勝ちが代表戦績です。

ゾロアストロ(牡/鹿毛)

2026年きさらぎ賞(G3)勝ちの3歳クラシック候補。2025年7月の新潟芝1800m未勝利戦勝ち、10月のサウジアラビアRC(G3)3着、11月の東京スポーツ杯2歳S(G2)2着と2歳重賞戦線で堅実な走り、2026年2月のきさらぎ賞(G3・京都芝1800m)を1番人気で制覇、続く皐月賞12着。6戦2勝(2-2-1-1)。モーリス産駒最新世代のクラシック有力候補です。

総評――芝マイル〜中距離G1を量産する万能サイアー

モーリス産駒の評価は、初年度世代のピクシーナイト・ジャックドール・ジェラルディーナの3頭が短距離・中距離・牝馬中距離の3つのG1を制覇した時点で大きく上昇、続く第2世代のアドマイヤズームの朝日杯FS勝ちで芝マイル〜中距離G1の主力種牡馬として地位を確立しました。631頭・5223戦・勝率9.4%・複勝率24.8%・平均人気6.7という大規模サンプルでの数字は、新興種牡馬の中でも最上位の水準です。

馬券的には「東京芝(複勝率31.4%)、芝1500-1800m(複勝率28-29%)、2歳重賞(複勝率34.0%)、牡馬、京都・札幌・阪神・中山・中京の主要芝」を最優先。逆に「福島芝(複勝率19.4%)、芝2500m以上(複勝率15.4%)、5歳以降(複勝率18%以下)、ダート長距離」は明確に消し条件です。スクリーンヒーロー×サンデー系母父の万能配合から、芝マイル〜中距離G1を継続的に輩出する完成度の高いサイアーと言えます。